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設計士と二人三脚。プライスレスな家づくり~S様邸(2016年新築)~

今回はS様ご夫妻と担当設計士・小林の3人で家づくりの思い出を振り返りました。

 

海外転勤目前。「今しかない」と土地を購入

――Cさん(奥様)のご実家が製材業を営んでいる縁で当社で建築していただきました。やはり、最初から木の家を建てたいと思っておられたのですか?

奥様・Cさん 特に木の家を建てたいと考えるまでもなく、それが当たり前だと思っていました。結婚後は転勤族なのでずっと社宅に住んでいましたが、いずれ自分の家を建てるという気持ちは変わりませんでした。

ご主人・Nさん 私は戸建に住んだことがありませんでしたし、戸建にするとしても建売を買うのが普通だと思っていたので、土地を買って自前で建てるなんて想像もしていませんでした。ですから、妻が家を建てると言い始めたときは本気にしてなかったんです。

――当時住んでいた社宅があった学区で土地を探しておられましたね。

Cさん 環境のよい地域で子どもも学校を気に入っていたので、この学区内でいい土地があればと思っていました。でも、なかなかいい土地がなくて。

Nさん そんなときに広告で妻が今住んでいるこの土地を見つけました。広さはちょうどよかったのですが、形が・・・。間口が狭くて縦長だったので、ここにどんな家が建つのか見当もつかず戸惑いました。それで小林さんに土地を見てもらったんです。

設計士・小林 S様ご夫妻が土地を探し始めた頃に、当社社長の紹介で私が担当することになっていました。S様は特に南面の間口が狭いことを気にしていらっしゃいましたが、実際に見ると間口に対する奥行の比率が十分あり、家族4人が暮らすには十分な生活空間を構成できるとわかりました。前面道路が一方通行で交通量が少ないなど周辺環境もよく、いい家が建つだろうと判断しました。

――土地を購入する前にプロに見てもらうとどんな家が建つかイメージしやすくなるので、買うかどうかの判断もしやすくなりますね。
※購入前に住宅会社に土地を見てもらうメリットについてはこちらをご覧ください。

Cさん 南北に長い土地なので日当たりが心配だったのですが、小林さんが「中庭をつくってもいいね。おもしろい家ができると思うよ」と言われたので決めました。周辺環境に関するアドバイスも参考になりましたね。

Nさん 購入を迷っているときに、ちょうど3年間の海外勤務の内示があったんです。当時住んでいた社宅は取り壊されることが決まっていて、私たちが戻ってくる頃にはなくなっているとわかっていました。もし社宅が残っていたら「帰国してから考えよう」と思ったかもしれませんが、なくなるとわかっていたので「ちょうどいいタイミングかな」と思って購入を決めました。

Cさん プランも始めることなく、土地を買っただけで転勤しました。

 

想いのこもった何百もの質問をカタチにしていった

――ヒアリングやプランのプレゼンテーションなど要所要所は一時帰国の際にお会いして進めさせていただきましたね。ヒアリングではどんな要望を伝えられたのでしょうか。

Cさん まずは木のよさが十分感じられることですね。それから廊下や階段、トイレなどふだん家族がよく動く場所が狭いのがイヤだったので、家族の共有スペースをとにかく広々とつくってほしいとお願いしました。

吹き抜けを活かして、階段の踊り場に飾られた大切なコレクション

 

――最初のプランを見たときはいかがでしたか。

Cさん 要望は叶えられていたのですが、ちょっと期待したのとは違っていて・・・。

Nさん 南北に長い土地に対して、一番南に玄関があって、その先にリビング、一番北に水廻りというごく常識的なプランでした。中庭のある別案も提案してくれ、それも悪くはなかったんですが・・・。

Cさん どちらのプランも悪いわけではないのですが私のイメージとは違っていて、考え込んでしまったんです。そしたら小林さんが「自分で考えてみるとおもしろいよ」と真っ白な紙をくれました。たぶん冗談だったと思うんですが(笑)、ちょうど目にした雑誌に素敵だなと思う家があったので、それを参考にほんとに描いてみたんです。そしたら小林さんが「なかなかいいね」と言ってくれて!その案も取り入れて設計を進めていくことになりました。

小林 お施主様と建物のイメージを共有するために雑誌などで見つけた好みの家を見せていただくことはよくあります。「自分で考えてみたら」というのも、お客様の頭の中を知るためにおすすめすることがあります。S様邸の場合、Cさんが持っていた独特のイメージを共有するのにとても役に立ちました。

図面を見ると当時の思い出がよみがえる。

 

――ベースのプランが決まってからは、おもにメールのやりとりで進めていったそうですね。

Cさん 小林さんが図面を描いてメールで送ってくれ、それに私が質問を返すという繰り返しでした。わからないことや気になることは全部質問しました!屋根の形はどうしてそうなってるの?そこは引き戸?大黒柱は?など事細かに尋ねました。

小林 基本設計はほぼメールのやりとりで進めました。国際電話は2回くらいかな。たくさんの質問をもらいましたが、ひとつひとつに想いがこもっているのがよくわかりました。Cさんのイメージを私に伝えようという努力が伝わってきて、私も刺激をもらいました。3年という期間がありましたから海外赴任中に工事を進めて完成した家に帰ってくるという方法もありましたが、私が断固として反対しました。家はお施主様と私たち工務店が一緒につくるものですから。S様にもどうしても我が家をつくるというかけがえのない体験をしてほしかったんです。

――メールのやりとりはたいへんだったのでは?

Cさん いいえ、すごく楽しかったです!キッチンのカウンターのイメージを絵に描いてみたり、どんどんイメージが膨らみました。小林さんが描いてくれた図面に私が次々と意見を言っては崩してしまうので、小林さんはたいへんだったと思います(笑)。意外と柔軟に希望を聞いてくれるんだけど、プロとして譲れないところは譲らなかったですね。

小林 プロとして譲れないところはもちろんありますが、お客様の気持ちには寄り添っていきたいですから。Cさんの希望を叶えるとそのときは設計が崩れてしまうんですが(笑)、その希望を活かすためのフォローをしていくのが自分の役目だと思っていました。

 

工事期間を共有できるのはプライスレス

――帰国後に最終の図面確認などを経て着工となりました。現場にはよく行かれましたか。

Cさん よく見に行きましたし、2週間に1回は現場の進捗状況を説明してもらいました。図面を見るのにはずいぶん慣れていましたが、それでも実際建ってみると「なるほど、こうなるのか」と思うところはたくさんありましたね。

Nさん 例えば、照明は現場で明るさを確認しながら変更してもらいました。南面が2間半しかなかった上にリビングが北側にある間取りだったので、どれだけ照明をつけたらいいかわからなくて。模型もつくってもらいましたが、実際にどのくらいの明るさが必要なのかは体感しないとわからなかったので、上棟後に現場で検討できたのは助かりました。

Cさん キッチンのカウンターの高さも現場で決めました。カウンターの板の幅は、長久手Studioの1階キッチンで小林さんにお皿を渡してみながら決めました。主寝室の畳コーナーの高さも、ぎりぎりまで検討させてもらいました。洗濯物をたたむ場所だと思っていたので、ちょっとした高さの違いで使いやすくも使いにくくもなりますから。

――細かいところの使い勝手までひとつひとつ検討できるのが注文住宅の醍醐味ですよね。

Cさん 本当にひとつひとつの要望を検討してくれるので、2軒と同じものは建てられないと実感しました。工事期間を共有できたことは、お金には代えられない経験だったと思います。まさにプライスレス。かけがえのない思い出です。

2階廊下に設けたホーローパネルには家族の思い出がいっぱい。

 

「最高!」一晩寝て起きたときにそう感じた

――お引き渡しはのときには土地探しを始めてから5年が経っていましたから、感慨深かったのではないでしょうか。

Cさん 実はこれといった感動はありませんでした(笑)。ずっと自分たちで考えて工事中も関わってきていたので、完成したときも「通過点」のように感じたんです。

Nさん 設計中にひとつひとつ「どうしてこうなのか」を突き詰めながら進んできていたので、すべてが自分たちの想いにつながっていて。出来上がったときにはすごくしっくりきたんですけど、その分「だいたい予想通り」と感じてしまって大きな感動はありませんでした。

Cさん でも私は、引っ越して一晩寝て起きたときに「最高!いいうち!!」と思いました!嬉しくて思わず小林さんに電話しそうになったくらい(笑)それ以来ずっと思ってますけど。

――実際に暮らしてみていかがですか。

Cさん よその人が来てどう感じるかはわかりませんが、私たちにとっては住み心地のよい家です。

Nさん この家はほかの人から見ると「なんでこういう造りなの?」と思われるところがたくさんあると思います。けれど、すべて自分たちが住みよいようにと考え抜いてきた結果です。不動産はともすると資産形成が目的のように言われがちですが、そうではない家があることを実感しました。私は、自分がこんなに自分の家を気に入るとは思っていませんでした。同じ経験は二度とできません。建ててよかったと思います。

――中島工務店と二人三脚の家づくりだったと思います。

Cさん 中島工務店の家づくりでは施主も一緒にがんばらなくてはいけませんからたいへんなところもありますが、それが楽しい。希望がすべて叶うわけではありませんが、言えば必ず検討してくれます。

Nさん 家は一生暮らしていく場所ですから、半年点検などこまめに来てくれるのがありがたいと感じています。これからもずっとそんなおつきあいが続いていくことを期待しています。

 

 

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