愛知・岐阜の注文住宅・リフォーム 長久手Studio | 中島工務店

ウッドデッキの塗装DIY!プロの塗装屋さんの作業を参考にポイントを解説します

こんにちは、愛知・岐阜の注文住宅&リフォーム 長久手Studioです。
住宅建築のプロが納得できる家づくりのヒントをお話しするこのブログ。
今回のテーマは『ウッドデッキの塗装DIY』です。

家は何十年も暮らす場所だから、お引き渡し後も適切なメンテナンスが必要です。
その中には、外壁の塗り替えや設備機器の入れ替えなど私たちプロが適宜アドバイスするべきところがあるほか、お客様ご自身の手で日常的にメンテナンスしていただきたいところもあります。
そんな、お客様におすすめしたいメンテナンスのひとつがウッドデッキの塗装です。
比較的簡単なので「自分でやりたい」と言われるお客様も多く、やってみると皆さん「楽しかった!」と言われます。
太陽の下で木の香りに包まれて体を動かすわけですから、休日の気分転換にぴったり!というのもうなずけます。

今日はそんなウッドデッキの塗装DIYのポイントをご紹介。
長久手Studioの2階インナーデッキを当社の住宅の塗装を担当していただいている協力業者・宮川工芸塗装さんに実際に塗り直していただきながら、お客様がご自身で作業する場合のポイントをお聞きしました。

 

アドバイス① まだ早いかな?くらいで塗り直そう

下の写真、上側が2014年6月の竣工当時の長久手Studioインナーデッキ、下側が3年弱経ったメンテナンス実施前(2017年4月)の状態です。
床はもちろん、開口部に面した天井の木材もすっかり黒くなっています。

拡大するとこんな感じ。

雨の当たり具合によって染みもできています。
比較的黒っぽくないところは、屋根の下で雨や紫外線からやや守られているところです。今日はこの状態からメンテナンスを始めますが。
ここで最初のアドバイス、このように傷んでいることが目で見てわかるようになる前に塗装し直してください。
実は、ここまで傷んでしまうと表面を削らなくてはならず、基本的にはプロに依頼していただきたい状態です(お客様ご自身でやすりをかけることもできますが、かなりたいへんです・・・)。
また、木材の表面にひびが入っていますが、ここから水が入ると木が中から腐ってしまう恐れがあるので、こうなる前にこまめに塗装し直した方が長持ちします。

塗装には、デザイン性だけでなく材料の保護という重要な役割があります。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。

木材をできるだけよい状態で長持ちさせるために、お引き渡し後、最初は1年に1回、その後は「まだ早いかな」というくらいのタイミングで塗り直しましょう。
はじめのうち1年で塗り替えないといけないのは、まだ木材の油分がたくさん残っているから。
油分が多いと塗料が浸透しにくいので早めに塗り直した方がよく、だんだん油分が減ってきたら数年に1回でもしっかり浸透するようになります。
そうなったら「色が薄くなったな」「汚れてきたな」と感じたときがメンテナンスのタイミングです。
なお、木の油分が減って塗料がしっかり浸透するほど効果が長持ちするようになるので、メンテナンスまでの期間はだんだん長くなっていきます。

 

アドバイス② 表面をきれいにしよう

今日はプロにお願いして、表面のカビを削ってもらいます。
そう!黒いのはカビなんです!!
このデッキの塗装はクリアといって木本来の風合いを活かす色なので、特にカビが目立ちます。
また、この上から塗装しても、木が傷んで表面が柔らかくなっているためすぐに塗装が剝がれてしまうんです(自然塗料など浸透性塗料の場合、塗装だけが剥がれることはありませんが、木が剥がれると一緒に剥がれてしまうのは避けられません)。
そこで、まずは表面を削って・・・

さらに取り切れなかったカビに薬剤を噴霧して除去します。

薬剤を水で洗い流したら、こうなりました。

これだけでずいぶんきれいになりましたね。
ほとんど見えなくなっていた木目が見えるようになりました。
とはいえ、これはプロの仕事。
お客様がご自身でやる場合(剥離作業が必要ない状態の場合)の下準備としては、表面の小さなゴミやホコリをできるだけきれいに除去してください。
高圧洗浄機の使用がオススメです。

木が完全に乾いたら、次の作業へ進みましょう。

 

アドバイス③ 塗料の前に防カビ剤を塗るとよりよい

ここからは、そのままお客様に参考にしていただける作業です。
まずは防カビ剤を塗りましょう。
防カビ剤は塗らなくてもかまいませんし、塗ったからといって絶対にカビが生えないというものではありませんが、少しでもよい状態を長持ちさせるためには塗っておいた方がいいそうです。
今日はこちらの防カビ剤を使います。

これは業務用ですが、市販されている防カビ剤でOK。
用法・用量を守って使用してください。

今回は2倍に希釈して1回塗り。
これでも効果は十分ですが、5倍程度に希釈して2~3回塗り重ねるとより効果が長持ちします。
刷毛でもローラーでも塗りやすい方法でOK。
防カビ剤は塗りムラは出ないので、神経質にならずにどんどん塗っていきましょう。
※今回使用した防カビ剤の場合です。ご自身でやる場合は、使用する薬剤の用法・用量に従ってください。

手で触って乾いていれば、いよいよ塗料を塗っていきます。

 

アドバイス④ デッキなら2~3回重ね塗りがオススメ!

今回使用するのはこちらの塗料、リボス カルデットです。

中島工務店が標準採用している自然塗料で、お客様のご自宅に使用されている塗料(色)についてはお問い合わせいただければ品番をお知らせしますのでお気軽にご相談ください。
今回はクリアを塗っていきます。

こちらもローラーなど使いやすい道具で塗っていきましょう。
今回は1回塗りで仕上げますが、一般的に外部だと2~3回、内部だと2回塗り重ねる方が塗装が長持ちするのでオススメです。
ポイントは、1回目が完全に乾いてから2回目を塗ること。
表面が乾いたように見えても中が乾いていなかったら塗料の効果が薄れてしまうんです。
余裕を見て、丸一日置いてから2回目を塗った方がいいでしょう。
つまり、晴れが2日続くときがデッキの塗装DIY日和です!

さあ、塗装作業が終わったので塗ったばかりの状態を見てみましょう。

なんだか塗りムラがあるように見えますよね???
色が濃いところと薄いところがある・・・
これは木の状態によって吸水の仕方が異なるからです。
板に加工される前の元の木で根本に近かった部分ほど水分をよく吸う、夏に育った部分(年輪)の方が冬に育った部分より水分をよく吸うといった木の特性に加えて、紫外線などで劣化が進んだところの方が水分をよく吸うといった差が表れています。

 

完成!ビフォーアフター比較

作業そのものは意外と簡単だったと思いませんか?
塗装が完全に乾いたら、こんな感じで仕上がりました。

見違えました!
繰り返しますが、この写真の「メンテナンス前」のような状態になるまで放っておくのはおすすめできません。
早め早めに塗り直して、よい状態を長持ちさせましょう。

とはいえ、多少傷んでもこうやって削れば元の姿を取り戻せるのも無垢の木のいいところです。
デッキの塗装DIYも木の家で暮らす醍醐味のひとつですから、ぜひご自身でチャレンジしてみてください!!

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