愛知・岐阜の注文住宅・リフォーム 長久手Studio | 中島工務店

新築プラン中にも知っておきたい!ドア・建具の調整のしかた~自分でできる住まいのメンテナンス講座~

こんにちは、愛知・岐阜の注文住宅&リフォーム 長久手Studioです。
住宅建築のプロが納得できる家づくりのヒントをお話しするこのブログ。
今回は、新シリーズ!自分でできる住まいのメンテナンス講座第1弾!!!
『ドア・建具の調整』です。

古い家では「建てつけが悪い」ってよく聞きますよね。
ドアや建具がスムーズに開閉できなかったり、閉まったときに隙間があったり。
多少の隙間はあきらめていたり、チカラづくで開閉したり・・・それほど古くない家でも起こることなので心当たりがある人も多いはずです。
私たちがお引渡し後に定期点検に伺ったときに申しつけられることが多いのも建具の調整なんですが。
その建具、意外と自分で直せてしまうかもしれないってご存知でしたか?
今日は現場監督が自分でできる建具調整の方法を教えちゃいます!

今お住まいの家で役に立つのはもちろん、これから家づくりを考えている人もこれを知っているとでちょっと建具選びに役立ったりもしますので、ぜひご覧ください。
なお、この記事では戸車や蝶番の調整方法をご紹介しますが、調整できないタイプの戸車・蝶番もありますのであらかじめご了承ください。
これから家を建てられる方は調整しやすいタイプを選んでおくのがオススメです。

建具の選び方はこちらの記事をご覧ください。

 

 

建てつけが悪くなる理由

建てつけが悪くなったなーというとき、歪んでいるのはほぼ建物の方。
建具本体が歪むことはあまりありません。
建物が完成したときのまま水平垂直を保つなんてことはありませんから、時間の経過とともに歪んでくるのはやむを得ないことです。
長年使いこむことによって建具のレールが歪んだり金物が緩んだりするのがドア・建具が開閉しにくくなる原因です。

 

引き戸の調整① 下に戸車がある場合

引き戸には下にレールがあって戸車がついているタイプと上に戸車があって吊るしているタイプ(吊戸)があります。
まずは下に戸車がある場合の調整のしかたです。

こちらが戸車↓↓↓↓

まずは戸をはずして、戸車もはずしましょう。
このタイプは端からマイナスドライバーの先端を差し込んで、持ち上げるようにしてはずします。

はずすとこんな感じ。

で、調整するのははずした戸車の方。
下に戸車がある引き戸ではだんだんとレールがすり減っていくので、戸の位置を上げる、すなわち戸車を元の位置より出してこなくてはいけないケースが多くなります。
この場合、戸車の両端をペンチで曲げて高さをつけてあげます。

左右の端を比べると、左が曲がっているのがわかりますよね。
コレを取り付けると元の状態より高さが出ます。

両端を曲げたら、かなづちでトントン叩いて取り付けます。
フツー、戸1枚につき戸車は2つ付いているのでもうひとつも同じようにしてから戻せば完了です!

ところで、戸車にはいくつか種類があります。
代表的なタイプはこちら。

上でご紹介したのは右端のものですが、実は戸車にはあらかじめ調整機能が付いたものがあり、それが左2つです。
戸車をはずさなくても、ドライバーでビスをまわすだけで高さを調整できます。

調整できるタイプとできないタイプのお値段の差は500円くらい。
これから新築する、建具を考えるという人は調整できるタイプの戸車にしてもらうと自分で調整しやすいでしょう。

 

引き戸の調整② 上に戸車がある場合(吊戸)

最近は上に戸車がある吊戸も多いですよね。
中島工務店でも間仕切りの引き戸は吊戸が標準です。

吊戸の場合、調整機能付きの戸車がついているのが一般的。
今回調整する戸には、先ほどの戸車を3つ並べた画像の左端のタイプがついています。
ドライバーを使って調整しましょう。

戸と柱の隙間が下にいくほど広くなっていたのが、均一になったのがわかりますね。
これでピッタリと戸を閉めることができます。

いま調整したのは柱と戸の隙間ですが、このタイプの戸車では戸の左右の位置も調整できます。
左右?前後??
こういうこと↓↓↓↓

ひとつ上の戸車をドライバーで調整している画像をみると、ドライバーでまわせしている部分の上にもうひとつまわせるところがありますよね。
それが左右の調整用です。
吊戸はとても手軽に調整できるので、ぜひ挑戦してみてください。

 

開き戸の場合

開き戸、いわゆるドアの場合は蝶番を調整することになります。
コレがなかなか難しくて、ぜひやってみてくださいとは言えません。

当社のように建具屋さんでつくった建具の場合はだいたい上の写真のような蝶番がついていて、その取付位置を調整することになります。
が、ちょうどいい位置に持っていくのはかなり難しく、お客様がご自分でやるのは厳しいかもしれません。

建材メーカーのドアであれば、先ほどの引き戸の戸車同様にあらかじめ調整機能がついた蝶番が使われているので手軽に調整できるでしょう。
これについては、手づくりの建具は建材メーカーの建具に敵いませんね・・・

 

スライド蝶番の場合

キッチンや洗面台の扉、家具などではスライド蝶番がよく使われています。
こういうやつ↓↓↓↓

既製品だけでなく、当社の手づくりの造作家具でもよく使用しています。
スライド蝶番にも調整機能がついていて、同じようにドライバーでまわして扉の上下・前後の位置を調整します。
実際にまわしてみるとカンタンに位置が変わりますが、その分ちょうどいい位置にするのは結構難しいかもしれません。

このタイプで注意したいのは、古くなると型番がない場合があること。
よく開閉する扉だと気づかないうちにビスが抜けてなくなってしまったり金物そのものがガタガタになってしまうことがあり、そうなると金物ごと交換しなくてはいけなくなりますが、そのときに型番がない可能性があります。
また、金物は扉本体に埋め込むように取り付けられているので金物交換の際には扉本体も補修が必要になります。
こういった場合には扉ごと取り替えるよう薦められるケースもあるでしょう。

 

サッシ、網戸の場合

最後にサッシや網戸の場合ですが。
サッシや網戸は上下の調整だけができるようになっていることが多いです。

こちらの画像の左端がサッシ、右端が網戸ですが、どちらにももう見慣れたドライバーを差し込む部分がありますよね。

そこをまわすだけで上下の調整ができます。
これはカンタンなので網戸がガタつくなぁというときにはぜひやってみてください。

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