愛知・岐阜の注文住宅・リフォーム 長久手Studio | 中島工務店

事例画像あり!知っておきたい階段の掛け方(構造)とデザイン~側桁・ささら桁・片持ち・シースルー おしゃれな階段を掛けるには~

 

ささら桁階段 桁を鉄でつくったもの 長久手Studio

 

こんにちは、愛知・岐阜の注文住宅&リフォーム 長久手Studioです。
住宅建築のプロが納得できる家づくりのヒントをお話しするこのブログ。
今回のテーマは『階段 Vol.2』、階段の掛け方(構造)とデザインです。

Vol.1はこちら↓↓↓↓
法的規制と設計のポイントをまとめました。

上記の記事で面積や間取りとの関係、安全性について考えながら設計しなければならないことがわかりましたが、階段はインテリアのデザインとして活かすこともよくあります。
そんなときには階段の掛け方(構造)も見た目に関わってきますから、よく考えなくてはいけません。
今日は階段の掛け方の種類をご紹介、当社施工事例を紹介しながらデザインの考え方をお話しします。

 

掛け方(構造)から見たおもな階段の種類

最もよく見られる階段の掛け方(構造)は次の2種類です。
●側桁階段:踏み板を桁で横から挟んで支える階段。
●ささら桁階段:踏み板を下から桁で支える階段。

画像はLIXIL様サイトより拝借、一部編集

 

画像を見てもらうとわかる通り、両側を板(桁)で挟まれているのが側桁階段、段々になった板で下から支えているのがささら桁階段です。
ささら桁階段の桁(段々のやつ)の位置は両端でなくてもよく、もう少し内側にあったり真ん中に1本だけだったりすることもあり、真ん中1本のときには力桁(ちからげた)階段と呼ぶこともあります。

力桁にしただけでちょっとおしゃれになったと思いませんか?
ほかにも片持ち階段、らせん階段、シースルー階段などがありますが、それらもデザイン性を目的に選ばれることが多いものです(のちほど弊社事例を紹介します)。
階段は掛け方によって構造がそのままインテリアのアクセントになるので、上手に活かすと自分好みの“見せる階段”ができます。
構造ごとの特徴と事例を見ていきましょう。

 

側桁階段

最も一般的といってもよい階段で、階段下収納をつくりたい場合にもよく選ばれます。
デザイン的には2階の巾木がそのまま階段沿いに下りてくるような見た目になります。
階段はどうしても汚れやすいものですが、両方の壁に桁をつけることで壁の汚れを防ぐ役にも立ちます。

側桁階段

 

側桁階段

 

ささら桁階段

ささら桁階段は踏み板が壁に接していないのが特徴です。
壁と階段のあいだに少し隙間があること、桁とその向こうが透けて見えることでデザイン性が増します。
また、壁材の種類によっては階段が接することでひびが入りやすくなる場合もあり、それを避けるためにささら桁階段を選ぶこともあります。

ささら桁階段

 

ささら桁にするときの注意点は、踏み板と踏み板のあいだが空いているためホコリが降ってきやすいこと。
また階段下付近を通るときに踏み板に頭をぶつけやすいので、設計の際には周囲の動線にも配慮が必要です。

ささら桁階段 桁が両端にあるデザイン

 

おもにデザイン的な理由から階段の片側を側桁、もう一方をささら桁にすることもあります。
が、すみません、中島工務店の施工事例の中では典型的な見た目のものを見つけられませんでした。
ということで、さらにアレンジが加わったものをご紹介します。

上の画像はささら桁の桁部分のデザインにひと工夫したもの。
桁部分をとても小さな三角形にしています。
桁の斜めのラインが強調されてシャープな印象です。

こちらは踏み板が桁に刺さったようなデザインですが、こちらもささら桁です↓↓↓↓

ちょっとした違いで階段そのものの印象も空間デザインもずいぶん変わりますよね。
前回ご紹介した階段のまわり方(直階段、回り階段など)と今回の掛け方の組み合わせ次第でいろいろ楽しめることがおわかりいただけたのではないでしょうか。

さらにデザインを重視した掛け方もあります。
当社事例を見ていきましょう。

 

その他の階段の掛け方とデザイン事例

①片持ち階段
片方の壁から踏み板が突き出しているようなデザインです。
片方の壁で踏み板を支えているため、壁の中に鉄などを入れたり、壁そのものを分厚くしたりといった補強が必要です。

片持ち階段 可児モデルハウスLITTLE KASHIMO

 

②両持ちシースルー階段
両側の壁で踏み板を支え、踏み板と踏み板のあいだをシースルーにした階段です。
両持ちの場合、片持ちと違って補強は必要ありません。
こちらの事例では、側桁階段にすることが多い両側が壁の回り階段を両持ちのシースルーにし、軽やかな印象に仕上げました。

③箱型階段
名前の通り、箱を積み上げたような姿をした階段です。
こちらも階段の段差のラインをきれいに見せることができます。

上の画像の階段を横(リビング側)から見たところ

 

④らせん階段
インテリアとしてとても目を惹くのがらせん階段。
真ん中の支柱で踏み板を支えます。
ほかの階段が現場で組み立てるのに対して、らせん階段は組み立てたものを現場に運んできてクレーンで吊って設置します。

中島工務店では階段も設計士がデザインし、自社工場で部材を加工、現場で大工がつくりあげるのでかなり自由度が高く様々なデザインに挑戦できます。
当社の場合、側桁とささら桁は費用的にはほとんど変わりません。
“見せる階段”を配して空間デザインを考えたいなら、階段も造作する住宅会社に相談するのがよいでしょう。

 

見せる階段を考えるポイント

“見せる階段”をつくりたい場合、重要なのは階段の位置です。
階段そのものが目立つインテリアになるので、家の中のどこに配置するとより見映えがするのかよく考えなくてはいけません。
デザイン重視ならシースルーにすることも多いと思いますが、そのときには階段の向こう側に何が見えるとよいのかもよく考えましょう。

なにより、プランの際に階段優先で考えることが重要です。
ですが、ここまでにご紹介してきた事例写真でもわかる通り、デザイン重視の階段はシンプルな手摺を採用することが多いためやや安全性が犠牲になる面があります。
プランに入る前にご家族の住まい方とのバランスも考えておくのがよいでしょう。

 

おまけ~中島工務店オリジナルの階段パーツ

中島工務店では階段に使う部材も自社オリジナル。
自画自賛ですがちょっといい感じなので、紹介しちゃいます。

手摺“D-rail”
すべて木でできていて、握ったときにどこにも引っ掛かりがないデザインです。
手摺を壁に固定する部材に手が引っ掛からないようにするために試作を重ねました。
桧とけやきのコントラストが階段まわりにちょっとアクセントを加えます。

すべり止め“komini non-slip”
一般的な階段のすべり止めは踏み板に溝をつくってありますが、中島工務店では木を埋め込んで1ミリほど飛び出すようにしています。
この方が足の裏で感じやすく、すべり止めとしての効果が高いと考えるからです。
素材はサクラまたはケヤキでデザイン的に杉や桧の踏み板に映えると同時に、目につきやすいのでより安全性が高くなります。

 

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