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【事例画像あり】格子のおしゃれな使い方と注意点~和モダンな外観やインテリアに活用しよう

こんにちは、愛知・岐阜の注文住宅&リフォーム 長久手Studioです。
住宅建築のプロが納得できる家づくりのヒントをお話しするこのブログ。
今回のテーマは『格子(こうし)』です。

格子とは細い部材を縦や横に組んだもの。
町家の外観などで見かけることが多いためか、和風な印象を受ける人が多いようです。
例えば下の写真のお住まいは格子がなければ和の印象はほとんどありませんが、2か所に格子を配したことでおしゃれな和モダン住宅に仕上がっています。

こちらのお住まい、1階の格子の奥は自転車置き場、2階の格子の奥はベランダです。
どちらも格子を目隠しに使って、和の印象を醸し出しつつ生活感を抑えプライバシーを確保しています。
このように格子を上手に使うと目隠しや風通しといった機能を果たしつつ、おしゃれな和モダンらしい外観やインテリアを演出できます。
今回は格子の目的や使い方の注意点、太さの選び方、メンテナンスの注意点などを多数の当社施工事例をご紹介しながら解説します。
なお、アルミ製の格子などもありますが、ここでは木の家に似合う木製の格子「木格子」を取り上げます。

この記事でわかること
●木格子を使う目的
●格子のデザイン、太さ、隙間の考え方
●格子を使うときの注意点
●格子のメンテナンス

 

格子の目的~外部に使う場合

格子を使うと和風や和モダン風の印象を出しやすくなりますが、そもそも格子を使う目的はいくつかあります。
外部に使う場合の目的はおもにこちらです。

外部に使う場合
●デザイン:「線」を強調したデザイン的な演出ができます。隙間があるので「抜け感」も。
●目隠し:外からの目線を遮ります。
●防犯:窓の外につけると侵入しにくくなります。
●風通し:戸や窓に使うと目隠し・防犯と風通しを両立できます。
●日射取得:同様に、目隠し・防犯しながら室内に日差しを取り込めます。
具体的な事例を見てみましょう。
下の画像のお住まいでは玄関戸と玄関の両側の窓に格子を使っています。
アルミ製の格子を使うより木の家らしい印象で、玄関戸も格子にすることで軽やかな印象に仕上がっています。
照明計画もしっかりしておくと、夜には内部の光が外に漏れて、さらに印象的な雰囲気を醸し出すこともできます。

格子の目的~内部に使う場合

内部に使う場合の目的はこちらです。
内部に使う場合
●デザイン:壁にするより抜け感ある印象に。
●目隠し:室内でも空間のちょっとした目隠しに役立ちます。
●風通し:目隠ししながら室内に風を通せます。
●日射取得:ほどよく光を取り込めます。

 

カーテン代わりに窓まわりに格子戸を配置したのが下の事例です。
外からの目線を遮りながら、ほどよく光を取り入れています。
もちろん風通しも十分です。

室内の戸を格子にしたのがこちらです。
開いているとき(1枚目)は縦格子が室内のアクセントとなっていて、2枚目のように閉じても抜け感があります(画像は途中まで閉じたところ)。
来客時などは奥にあるキッチンを見えにくくしつつ、風通しを確保できます。

 

格子のデザイン~縦格子と横格子

次に格子のデザインを見ていきましょう。
格子には、部材を縦に見せる縦格子と横に見せる横格子があります。
住宅展示場長久手Studioでは、外観に縦格子、内部に横格子を使っています。

古い町家などの印象でしょうか、縦格子を使うと和風・和モダンな印象になります。
横格子は和・洋どちらにも使えます。
中島工務店では横格子は手すりに使うことが多く、特に上の事例のような吹き抜けにつながる手すりに使うと、横格子は抜け感がありつつ下からの目線を遮ることができるので好評です。

ところで、格子は斜めにもできますが、斜めだといっきに洋風になります(ラティスですね)。
逆に洋風に使いたいときは、斜めにしてみるのもよいでしょう。

 

格子のデザイン~格子の太さ・隙間

格子の1本1本の太さに決まりはありません。
一般的には細い方が繊細な印象、太くなると大胆な印象を与えますが、格子全体の面積にもよります。
むしろ、より印象を決めるのは部材と部材の隙間です。

下の事例は1階が隙間が狭く、2階が隙間が広い格子です。
部材そのものは2階の方が細いのですが、隙間が狭い1階の方が繊細な印象を与えます。

実は、格子の隙間の取り方には基本ルールがあります。
「小間返し(こまがえし)」といって部材の幅と隙間を一致させるもの。
つまり、1本の部材の幅が3cmなら部材どうしの隙間も3cm空けるということ。
小間返しにすると格子がきれいに見えるとされています。
あとは全体のバランスによって太さや隙間の大きさを決めていきましょう。
外部に目隠し目的で使う場合は、外から中がどのくらい見てもよいかによっても太さや隙間は違ってくるので、慎重に検討しましょう。
※小間返しについては「部材の奥行と隙間を同じに」という解釈もあります。今回は建具屋さんの意見もいただいた上で「幅」としました。

 

格子の注意点 ①完全な遮光性はない

ここまでに見てきたように、格子は光や風を通しつつ目隠しや防犯の役割も果たし、さらに比較的手軽に和風・和モダンなデザイン性を叶える使い勝手のいいパーツです。
とはいえ、やはり注意点もあります。

ひとつめは格子には完全な遮光性はないということ。
例えば下の画像は玄関に格子戸を配した事例ですが、影のでき方でわかる通り、かなり日差しを通します。

カーテンや障子と比べると、遮光性が高いのは1位カーテン、2位障子、3位格子の順。
寝室など完全に遮光したい部屋には格子よりカーテンや障子が向いているといえます。
それでもデザイン的に格子を採用したい場合は、別途カーテンを取り付けるなど遮光対策が必要です。

 

格子の注意点 ②外からの見え方

外部に格子を使う場合、外からどのくらい見えるかも重要です。
例えば下の写真は、目隠し目的で格子をつけた事例を外から見たときと中から見たときです。

中から見ると「意外と外が見える」と思われるかもしれませんが、外からはそこまでは見えません。
建物が前面道路から少し奥にあるせいもありますが、暗い方(室内)から明るい方(屋外)を見た方がよく見えるのが大きな理由です。
逆にいうと、外の方が暗い夜は中が見えやすくなるので注意が必要です。
実際に格子を採用するときは、どのくらいの距離でどの程度見えるのか設計士とよく相談しながら決めてください。

 

格子の注意点 ④掃除はちょっと手間

形状を見るとわかる通り、掃除には少し手間がかかります。

横桟にホコリが積もりやすく、さらに縦格子の隙間に手やモップなどを入れて掃除しなくてはいけません。
細かい掃除が好きではないなら、あまりたくさん格子を使いすぎないようにしましょう。

 

格子の注意点 ③使いすぎると牢屋みたい

手軽に和のイメージをつくれる格子ですが、使いすぎると牢屋のようになってしまうので注意しましょう。
外部なら壁や屋根、内部なら壁・床・天井とのバランスが重要なので、こちらも設計士と十分相談しましょう。

 

格子のメンテナンス

内部の格子は一般的な建具の掃除と同様に、ホコリをとったり水拭きすればOKです。
外部は年月とともに塗装がはげていくので、2~3年に1回は塗り直しをおすすめします。
手が届く範囲なら自分で塗り直し可能です。
2階などは危ないので、実際には外壁や屋根の塗り直しのために足場を組んだときに、一緒に格子など木部を塗りなおすケースが多いです。
つまり、手が届かないところの格子は塗装がはげてきてもしばらくそのままにしなくてはいけない可能性があります。
気になるようでしたら、格子をつけるのは手で塗り直しできる範囲にしておくとよいでしょう。

なお、外部の格子の上に笠木や庇をつけると傷みにくくなります。
下の画像では1階左側の窓の格子に小さな庇がついています。

この庇がないと木材の小口(切断面)に雨がかかって、とても傷みやすくなってしまいます。
こちらのお住まいではほかにも格子を使っていますが、すべて軒下にあるか庇がついていますよね。
こうすることで格子をきれいに長持ちさせることができます。

 

格子を上手に使って和モダンな家を実現しよう

たくさんの事例写真を見ながら、格子の使い方を確認してきました。
格子は内外からの見え方、光や風の通し方、メンテナンスなどをよく考えて使うと、手軽に外観・内観に和モダンな印象を足すことができます。
和モダン好き!和モダンな家に住みたい!という人には、ぜひ使いこなしていただきたいと思います。
中島工務店ではほかにもたくさん格子を使った和モダン住宅の施工事例があります。
モデルハウスに写真集をご用意していますので、ぜひご来場ください。
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