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【事例画像あり】飽きのこない外観デザインの考え方~30年後もおしゃれな外観の家をつくるために

こんにちは、愛知・岐阜の注文住宅&リフォーム 長久手Studioです。
住宅建築のプロが納得できる家づくりのヒントをお話しするこのブログ。
今回のテーマは『外観デザインと経年変化』です。

新築のときには誰もが外観にこだわって、おしゃれな家・好みの家を建てようと一生懸命考えます。
ところが、そうやって考えた家も築20年、30年と経つうちに「なんだかかっこ悪い」と感じるようになり、ときにはそれが原因で建て替えを決めてしまうことも。
よく言われる原因は流行りの変化ですが、一般の住宅が高性能・長寿命化した今、30年ほどで我が家をかっこ悪いと思うようになってしまうのはとても残念です。

そこで、今回は住宅が長寿命化した今こそ考えたい「飽きのこない外観デザイン」について、当社の事例を交えながらプロの立場からアドバイスします。
結論としては、①様式美に従おう、②個性は外構・エクステリアで表現しよう です。
年月を経てもおしゃれな外観デザインの家を実現する方法の参考にしてください。

この記事でわかること
●おしゃれな外観のつくり方
●飽きのこない外観デザインとは
●飽きのこない外壁素材の選び方
●飽きのこない外観~中島工務店の施工事例

 

おしゃれな外観のつくり方

最初に「おしゃれな外観のつくり方」を簡単に確認しておきましょう。
住宅の外観に限ったことではありませんが、デザインの良し悪しを決める要素は色とサイズのバランスです。
住宅の場合、さらに質感も大きな影響を与えます。

住宅の外観デザインを決める要素
色×サイズ×質感(素材感)のバランス

 

外観で特に注意したいのが「窓」です。
窓の大きさや配置は住まいの見た目を大きく左右します。
外部で色・サイズ・質感が最も表現されるのは外壁ですが、窓はその外壁の面に穴をあけるもの。
上手に配置すればアクセントになりますが、やり方によってはせっかくの外壁の印象を台無しにしてしまうこともあります。
おしゃれな外観にしたいなら、ぜひ覚えておいてほしいポイントです。

 

様式美のある住まいは50年後も美しい

それでは本題、飽きのこない外観にするポイントを見てきましょう。
まず大切にしたいのは「様式美」です。
様式美とはある表現形式に特徴的・類型的な美しさのこと。
歴史的に有名な建築様式としてはギリシャ建築(神殿のイメージですね)、ゴシック建築(ノートルダム大聖堂など)、イスラム建築(タージマハルなど)など多種多様なスタイルがあります。
が、今回取り上げる様式美はそのような大きな括りではなく、現代の日本の住宅における類型化されたデザイン。
よく言われる和風・南欧風・シンプルモダンなどです。

純和風の住宅をイメージしてみてください。
それが50年前に建てられたものでも先月建てられたものでも、どちらもパッと見て「和風の家だな」と感じ、好みの問題は別にして「古い」とは思わないのではないでしょうか。
こちらは弊社施工事例ですが、きっと50年後も「きちんとした和風の家」と評されることでしょう。

それが様式美です。
年月を経ても確立されたスタイルへの評価は変わらず、住んでいる人も周囲も「いい家だ」と思い続けることができます。

純和風に比べると歴史が浅いシンプルモダンや南欧風・北欧風など●●風、大手ハウスメーカーに多い邸宅風などの中にも、今ではひとつの様式美といえるスタイルが確立されているものがあります。
それぞれの様式美にしっかり従うことが30年後、50年後も「いい家」と思えるポイントのひとつです。

 

様式美のある家づくりで注意したいこと

様式美に従って家をつくるときに注意したいことがこちらです。

①それなりに確立されたスタイルを選択する。
②その様式にない手法を混ぜない。
③自分の家のサイズに合った様式を選択する。

 

具体的に見ていきましょう。

 

注意点①確立されたスタイルを選択する

ある程度、確立されたスタイルを選択しましょう。
人気のあるデザインでもあまりにも新しいスタイルだと、それ自体が一時的な流行りで終わることがあります。
街の中で「ああいう家、●●年前に流行ったよね」と見える家がそれです。

せめて10年くらいは続いて定番のひとつになっているスタイルだと、これから先もひとつの様式として残っている可能性が高いでしょう。
好みの外観の家を建てている住宅会社・工務店が見つかったら、その会社の施工事例を10年以上遡ってみてください。
もちろん細かい点では進化していて当然ですが、基本的なスタイルが変わっておらず、10年前の事例を見ても「いいな」と思えたら候補にするといいでしょう。

 

注意点②その様式にない手法を混ぜない

街の中で比較的よく見るのがコレ、その様式にない手法を取り入れて個性を表現しているパターンです。
例えば、南欧風のシンプルな白い壁になぜかビクトリア調の装飾豊かな出窓がドーンとついている、といった建物。
見かけることありますよね。

これは絶対ダメというわけではありませんが、ものすごく高度な技です。
豊富な知識と高い技量を持つ建築士なら、すごくかっこよくアレンジしてくれることもあるでしょう。
でも、残念ながら、お客様の要望で一般の住宅会社・工務店が安易にチャレンジしてもまずおしゃれにはなりません(もちろんできる人もいますが、そういう人を見つけるのはたいへんです)。
お客様も完成したときは「希望通り!」と嬉しいかもしれませんが、年月を経ると一定のスタイルからはずれた外観は「なんでこんなことしたんだろう」と違和感を感じさせることが多くあります。
ひとつの様式を選んだなら、その様式にない手法は混ぜないのが原則です。
そのためにも、自分が叶えたい家の外観がどんな様式に属するのか、その様式でやること・やらないことは何かを最初にしっかり勉強するのがオススメです。

 

注意点③自分の家のサイズに合った様式を選択する

例えば先ほどの写真の和風住宅。
見てわかる通りそれなりの大きさの立派な住まいですが、この外観デザインを延床面積30坪の家でやったらどうなるでしょう。
まず間違いなく不格好な家になりますよね。
立派な入母屋の屋根は重心が低く大きな家だからこそ美しく見えるもので、小さな家では頭でっかちで無理をしているようにしか見えません。
このように建物の様式は住宅の大きさとも関係があるのです。

特に気をつけたいのが、大手ハウスメーカーに多い邸宅風の外観デザイン。
モデルハウスや商品情報の画像はどれも重心が低く、ドーンと構えた立派な姿です。
最近だと大きな壁、軒やベランダの長くきれいな水平ラインといった点が特徴ですが、これらはすべて建物が大きいからこそ美しく見える要素です。
一般の人はモデルハウスほどの大きさの家を建てられませんし、建てる必要もありません。
するとモデルハウスの建物をギュッと小さくした家を建てることになるのですが、小さく縮めてしまうと大きな壁や長い水平ラインは実現できず、間取りの実用性もあいまって中途半端なスタイルになってしまいがちです。
大手ハウスメーカーの商品デザインは十分に様式美といえる類型化された美しさを持っていますが、現実的な大きさの家ではその様式美は失われてしまうのです。

デザインは色とサイズのバランスです。
好みの外観を探すときには、自分が実際に建てる家の大きさに合った事例を見て考えるのが大切です。
その会社の考え方を凝縮したモデルハウスが現実的なサイズだとより参考になります。

 

個性は外構・エクステリアで表現しよう

ここまで読むと「じゃあ個性的な家はつくれないじゃない!」となりそうです。
様式に縛られると感じるかもしれません。
様式の範囲内でおしゃれに個性的に仕上げることは可能ですが、その住宅会社や担当設計士の技量しだいです。
お施主様の要望が重視される注文住宅では、お施主様のセンスも重大です。
個性的でおしゃれで飽きない家を建てるには、希望する外観スタイルの様式を勉強し、その様式の家を建てる住宅会社・工務店の中で特にアレンジがうまい会社・設計士を見つけるのがポイントですが、なかなか難しいかもしれません。

ではどうすればいいのかというと。
個性は建物ではなく、外構・エクステリアで表現しましょう。

シンプルな建物もシンボルツリーや門柱しだいでずいぶん見た目が変わります。
逆におしゃれな建物が外構で台無しになるケースもあるくらい、実は外構は重要です。
一方で、一度建てたら何十年もそのままの建物に比べて、外構は比較的簡単につくり直すことができます。
おしゃれな外構のつくり方の解説は別の機会に譲りますが、流行や個性を表現するなら建物より外構を活用するのがオススメです!

 

飽きのこない外壁素材の選び方

外観デザインに大切な「質感」を表現する外壁素材の選び方もチェックしておきましょう。
素材によりますが、外壁は20年程度で塗り直すのが前提です。
逆にいうと色は塗り直しのときに変えられますので、20年経ったときにもう一度好みや流行に合わせてやり直す機会があるといえます。

一方、素材の質感は塗り直しても変えられません。
塗り壁の場合、年月とともに味わいが増して「経年美」といわれる美しさを醸し出すのでそのままで楽しむことができます。
私たち中島工務店が塗り壁を推奨する理由のひとつです。

逆に年月が経ったとき古びた印象を避けられないのが化粧サイディングです。
もちろん今は色褪せにくい、防汚機能に優れたサイディングも増えているので、そういった高性能サイディングを選べばこの問題はある程度解決できるでしょう。
それでもあまり個性的すぎるデザインは避けておいた方が賢明です。
どうしても飽きてしまいますし、万が一の災害や事故で一部が破損したときに同じ柄がないと張り替えができないからです(サイディングの色柄はすぐに廃番になります)。

塗り直しを前提としたときには、サイディングは主張する線が少ないものがオススメです。
線が多いと塗り直しが難しく、色のバランスもとりにくくなってしまいます。
なお、残念ながら安いサイディングは塗り直しても安っぽさは否めません。
建物が長寿命化している今、建物の躯体同様、つくり直しが簡単ではない外壁や屋根は優先的にコストをかけた方がよいといえます。

 

様式美に従った中島工務店の事例

最後に、様式美を大切にした中島工務店の施工事例をご紹介します。

まずは純和風。
30坪足らずの小さな平屋ですが、和瓦・深い軒・大きな玄関引き戸・和風住宅らしい色遣いなど、50年先にもいい家だといわれる条件を備えています。

こちらは蔵の様式美を採用した事例。
住宅としてはとてもめずらしいスタイルですが、立派な鬼瓦のある瓦屋根・蔵の外観をイメージした色遣い&ガルバリウム鋼板張りなど、蔵がモチーフになっていることが誰にでもわかります。
年月を経てもその位置づけは変わらないでしょう。

クリックしてこの事例の写真をもっと見る

次の2つは和モダン邸宅風とでも言いましょうか。
深い軒で母屋を見せたり格子をあしらったり、和モダン要素を取り入れつつ、重心を低く・水平ラインを強調し・壁を大きく見せる邸宅風のデザインも兼ね備えています。
どちらの事例も軒を深く降ろしてくることによって、1階窓の上の壁を見えなくしている点もデザイン的に美しく見せるポイントです。

クリックしてこの事例の写真をもっと見る

下の写真のスタイルも最近では街でよく見かけますよね。
もはやひとつの様式といって差し支えないでしょう。

 

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