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新築注文住宅にテレビアンテナは必要?設置の流れやケーブルテレビ・ひかりテレビとの費用比較

こんにちは、愛知・岐阜の注文住宅&リフォーム 長久手Studioです。
住宅建築のプロが納得できる家づくりのヒントをお話しするこのブログ。
今回のテーマは『新築住宅のテレビアンテナ』です。

テレビの受信方法が多様化した現在、新築住宅でも必ずしもテレビアンテナを設置しない人は増えています。
とはいえ、新築に際しては「どうやってテレビを受信しようか」と改めて検討する人も多いはずです。
実は注文住宅の場合は、早い段階で受信方法を決めておく必要があります。
今回はアンテナ、ケーブルテレビ、ひかりテレビなどのテレビの受信方法をご紹介。
中島工務店を例に、注文住宅の場合の設置の流れや費用を解説します。

この記事でわかること
●テレビの受信方法
●注文住宅でテレビ受信方法を決めるタイミング
●注文住宅のアンテナ設置の流れ
●注文住宅のテレビ受信機器設置の注意点

 

新築住宅にテレビアンテナは必要?

最初にこの質問に答えておきましょう。
新築住宅にテレビアンテナは必要か?

結論としては。
アンテナである必要はないけれど、なにかの方法でテレビを受信できる状態にはしておいた方がいいです。

中島工務店デザインアンテナ・BSアンテナ設置事例

最近ではテレビを見ないという人も増えていますが、アンテナであれほかの方法であれ、配線・配管だけは建築時にしておいた方が安心です。
というのも、後から配線・配管するためには、建物の躯体に穴をあけるなどの工事が必要になるからです。
現代の気密性・断熱性の高い住宅では、建築後に安易に穴をあけるのはおすすめできません。
その穴の気密処理が十分でなければ気密性が下がったり、壁体内結露が発生する恐れがあります。

今でも地上波放送は見なくても、テレビでYoutubeやNetflixなどを見ている人はたくさんいますよね。
テレビおよびテレビに使用する回線は、今後様々な通信サービスのデバイスとして利用範囲が広がる可能性もあります。
あまりテレビを見ないなぁという人も、いつかテレビが必要になる可能性を考慮して受信できる状態に配線・配管しておくのがよいでしょう。

 

イマドキのテレビの受信方法

では、テレビの受信方法にはどんな選択肢があるのでしょうか。
現在のおもなテレビの受信方法は3つ、アンテナ、ケーブルテレビ、ひかりテレビです。

①アンテナ
3つの中で最もコストがかからないのがアンテナ設置です。
アンテナの種類にもよりますが、最初に数万円の設置費用がかかるほかはランニングコストはかかりません。
設置後は台風、地震などの災害に遭わない限り、20年以上はそのままで使用できるので非常にコスパがよいといえます。
気をつけたいのは住宅密集地など立地条件によってはテレビの映りが悪い場合があること。
特にBSやCSのようにアンテナを向ける方角が決まっている場合、その方角に高い建物などがあると受信状態が悪くなる可能性があります。
アンテナで受信する場合は、あらかじめご自宅の電波状況を確認してもらいましょう。

②ケーブルテレビ
ケーブルテレビは光ファイバー網と同軸ケーブルに電気信号を送ってテレビの映像を配信するもの。
お住まいの地域のケーブルテレビ局に加入しなければいけないので、加入料金や毎月の利用料がかかります。
一方で、ケーブルテレビにはBSやCSの幅広いチャンネルを見られるというメリットがあります。
住宅密集地などアンテナではテレビの映りが悪い地域で選ばれることが多いほか、携帯電話やインターネットなどの通信機器とのセット契約でもよく選ばれています。

③ひかりテレビ
ひかりテレビはケーブルテレビとよく似ていますが、光ファイバー網を使用して光信号を送ってテレビを配信するものです。
光ファイバー網のメリットはテレビよりインターネットで発揮されます。
契約先によりますが、ケーブルテレビ会社のインターネットサービスに比べて数倍以上の速度で利用できるので、ひかりテレビは特にインターネットサービスとのセット契約が多くなっています。
ひかりテレビもケーブルテレビ同様に多チャンネルを見ることができ、加入料金や毎月の利用料がかかります。

3つの受信方法を比較すると。

●アンテナではBSやCSアンテナを設置することで多チャンネルを視聴できる。
●ケーブルテレビとひかりテレビでは加入プランによって多チャンネルを視聴できる。
●アンテナはランニングコストがかからない。ケーブルテレビとひかりテレビは加入プランに応じた利用料がかかる。
●ケーブルテレビとひかりテレビは携帯電話、インターネットサービスとのセット加入が多い。

 

注文住宅でテレビの受信方法を決めるタイミング~中島工務店の場合

続いて中島工務店の場合を例に、注文住宅のテレビ受信設備の決定・設置の流れを確認しましょう。

中島工務店ではプラン作成前のヒアリング時にテレビの受信方法を確認します。
ヒアリングシートに希望するテレビの受信方法を記入する欄があり、その内容にもとづいて設計士がヒアリングしながら最適な方法を選びます。

これは家づくりのごくごく最初の段階ということ。
プランをつくる前に、もうどうやってテレビを見るのか考えておかなくてはいけません。
早いな!と思われましたか?
実際には、設計が終わるまでは変更する猶予があります。
ですので、最初に「考えていなかった」「特に希望がない」という方は設計期間に検討していただくことになります。

こんなに早くテレビの受信方法を決めなくてはいけないのは、やはりアンテナやケーブル等の配線・配管が必要だからです。
アンテナを例に設置の流れを確認しましょう。

 

注文住宅のアンテナ設置の流れ~中島工務店の場合

アンテナ設置の流れは次の通りです。

①設計時にテレビ受信方法を決める。
②上棟後にアンテナの取込位置からテレビ設置位置まで配管。
③建物完成後にアンテナを設置。テレビ設置後に室内配線を接続。
④テレビ映りを確認、ブースター等の調整を行って完了。

 

アンテナの設置位置は建て方の前に決まります。
建て方=家の柱が建って上棟するタイミングですから、とても早いことがわかりますね。

上棟後、柱や梁といった構造が組み上がった時点で天井や壁の中、床下を通してアンテナの設置位置からテレビの設置位置まで配管します。

つまり柱や梁が見えているときに配管して、その後天井や壁、床を仕上げるというわけです。
アンテナを例にしましたが、ケーブルテレビやひかりテレビでも同様に、建て方後にケーブルや光ファイバー網の取り込み位置からテレビの設置位置までの配管をしてしまいます。
このように建築が始まったらすぐに配管しなくてはいけないので、テレビの受信方法は設計中に決めてしまう必要があるのです。

なおケーブルテレビとひかりテレビは完成後にケーブルテレビ会社・ひかりテレビプロバイダーによる屋内配線工事が必要です。
そのため屋内配線工事が完了するまでテレビやセット契約したインターネット、固定電話などは使用できません。
特に入居後に屋内配線工事を依頼する場合は「住み始めたけれどしばらくテレビも見れない、ネットも使えない!」という状態になりかねませんので、注意してください。

 

アンテナの設置場所の決め方~中島工務店の場合

地デジアンテナは標準的には引込線の取込位置に設置します。
通常、引込線は周囲の電柱から近いところで、できるだけ高い位置に取り込みます。
できるだけ高い位置を選ぶのは、低いところに引込線を張ると大きな車両が通過した際や今後の各種工事の際に危険だからです。

BS/CSアンテナは設置するときの方角が決まっています。
BS・110度CSの場合は南西方向、124/128度CSの場合は南南西ですが、細かい角度や仰角は地域によって異なります。
そのため自ずと設置場所が限られます。
BS/CSアンテナの位置に合わせて、地デジアンテナも同じところに設置する場合があります。

中島工務店では、お客様から特にご希望がない場合、具体的な設置位置は電気設備工事業者と現場監督が検討して決定します。
アンテナ設置に際しては電気設備工事御者が電波状態を測定し、最も受信状態がよい位置を選びます。
電波状態がよくどこに設置してもいい場合は、引込線の取付位置と外観を考慮して決定。
引込線との兼ね合いと同時に、アンテナが建物の外観デザインの邪魔にならない位置を選びます。
電波が弱い地域(弱電界)では設置できる場所が限られるので、最も電波がよい位置を選びます。

なお中島工務店ではデザインアンテナが標準です。
昔の魚の骨のようなアンテナと違って、小型で壁面にすっきりと取り付けられるため人気です。
色は外観デザインに合わせて決定します。

デザインアンテナ製品例 ※マスプロ電工様サイトより

 

ブースターの設置場所の決め方~中島工務店の場合

ブースターはテレビの電波を増幅する機器。
アンテナで受信したテレビ信号は混合器や分配器、ケーブルを通るうちに減衰してしまい、そのままだとテレビの映りが悪くなってしまいます。
それを防ぐために信号を強くするのがブースターの役割です。

ブースターは地デジ・BS・CS・4K・8Kなど接続するテレビ信号の種類によって対応機器が異なります。
中島工務店では電気設備工事業者が建築地の受信環境とお客様が見たいチャンネルの種類によって、最適な機器を選択しています。

設置場所も特にご希望がなければ、設置しやすく将来的にも工事がしやすい位置を電気設備工事業者が選んで設置します。
最近ではテレビやインターネットの契約先を必要に応じて変更するケースも多くなっていますが、ケーブルテレビやひかりテレビに切り替える際には再度ブースターを含めて工事しなくてはいけません。
そのため取り出しやすい、工事しやすい位置を選ぶようにしています。

弱電盤を設置するご家庭ではブースターも弱電版に配置します。
弱電版(情報分電盤)はテレビ・電話・ネットなどの回線機器を1カ所に集めて管理する場所。
ブースター、モデム、ルーター、NAS(Network Attached Storage)など、契約先や規格の変更によって更新する可能性が高いものをまとめておくと将来的にとても便利なのでおすすめしています。

 

注文住宅のテレビ受信機器設置の注意点

このように、住宅建築ではテレビひとつとってもいろいろな点に配慮しながら工事が進められています。

最後に注文住宅のテレビ受信機器設置の注意点をお話します。
ここまでに中島工務店の場合を解説してきましたが、当社では設計段階でテレビ受信方法のご希望をお聞きした後は、基本的に現場監督と電気設備工事業者が最適な機器、配管配線方法を選択していきます。
よってお客様は「特に気にすることなくテレビがついていた」という状態になっています。

しかしながら、すべての住宅会社・工務店がこのような対応をしているとは限りません。
建売住宅だとアンテナはついていないのが一般的で購入者がアンテナ設置業者を探すことになりますが、注文住宅でも引込線までは引いてあってもそこから先はお施主様が手配しなければならないケースもあるようです。
住宅建築を依頼する住宅会社・工務店にどこまで手配、工事してもらえるのか確認しましょう。

 

まとめ

注文住宅のテレビ受信機器設置について解説してきました。
以下のような点に注意して、希望するチャンネルが快適に見られるように住宅会社・工務店と一緒に準備を進めていきましょう。

●見たいチャンネルによって必要なアンテナやケーブルテレビ・ひかりテレビの加入プランが変わる。
●テレビの台数によってブースターや分配器が必要。
●将来的なテレビ・ネット等の契約先変更、機器更新を見込んで弱電盤は設置した方がよい。

 

ブースターおよび弱電盤についてはこちらの記事も参照してください。

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